長期優良住宅とは、 国が定めた長期優良住宅認定制度の基準をクリアし、行政の認定を受けた住宅のことです。様々な基準に合格していることが認められて、長期優良住宅という認定を取得できます。
長期優良住宅制度
長期優良住宅制度は良い住宅を手入れしながら長く快適に使うという目的でできた制度です。
従来の「つくっては壊す」スクラップ&ビルド型の流れから、「いいものを作って、きちんと手入れをして長く大切に使う」ストック活用型の社会への転換を目的に、長期にわたって住み続けられるための措置が講じられた優良な住宅を普及させるために施行された制度になります。

長期優良住宅制度以前にも「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」というものがありました。その法律では「良い住宅」というフワッとした表現ではありましたが、消費者が分かりやすいように評価する基準が作られており、その基準を準用する形で「長期優良住宅」という認定基準が定められました。
長期優良住宅の認定基準
長期優良住宅の認定基準は大きく分けて4つあります。
- 住宅の構造や設備が長期にわたって良好な状態で使用するための措置が講じられていること。
- 住宅の面積が良好な居住水準を確保するために必要な規模を有すること。
- 地域の居住環境の維持・向上に配慮されたものであること。
- 維持保全計画が適切なものであること。

この基準を満たすためにいくつかの項目があり、
それぞれに必要なレベルが等級や基準値として定められています。

このように具体的な項目にわけていて、等級なども、
長期優良住宅の認定には明確な基準があります。
これらの基準に合格していることが認められて、
長期優良住宅という認定を取得できるんですね!

項目数がたくさんあるのは、優良な住宅かどうかを見極める為には様々な視点から評価をする必要があるからなんです。例えばとても断熱性に優れている家があったとしても、耐震性が低くて震度5の地震で壊れてしまう家だったとしたら優良な住宅とは言えませんもんね!
長期優良住宅のメリット
長期優良住宅は様々な基準をクリアして認められた家であるということを書いてきました。それではその認定を受けると何のメリットがあるのでしょうか?

- 所得税の住宅ローン控除
住宅ローン控除は住宅ローンを組んで既定の住宅を購入、新築などをした際、所得税(住民税の一部)が入居した年から10年間にわたって軽減される制度です。一般の住宅では年間40万円上限のところ長期優良住宅であれば上限が年間50万円になります。
- 固定資産税の優遇
新築住宅は一戸建てでは3年間、マンション等共同住宅では5年間と、期間限定で固定資産税と都市計画税が軽減されます、それが長期優良住宅では一戸建て5年、マンションなど共同住宅では7年間と、軽減期間が2年間長くなります。
- 登録免許税の軽減
一般住宅では所有権保存登記に0.15%、所有権移転登記に0.3%かかりますが、長期優良住宅に認定されることで所有権保存登記0.1%、所有権移転登記は一戸建て0.2%、マンションなど共同住宅では0.1%となります。
- 投資型減税による所得税控除
ローンを使用せず長期優良住宅を取得する人でも適応されるのが投資型減税です。一般の住宅よりも、長期優良住宅は性能を上げるために費用が掛かることから、相当分とされる10%程度が控除額となります。この減税措置は長期優良住宅の認定を受けるほか、低炭素住宅の認定を受けても税制の特例措置を受けることができます。
- フラット35による融資金利優遇
長期優良住宅に認定を取得している(取得予定の)住宅を購入する際には、フラットの商品のなかのフラット35Sという金利引き下げプランを使う事ができます。金利の引き下げは0.25%の引き下げになっており、それが10年間継続します。一般的な住宅はとれてもBプランと言って5年間の引き下げがほとんどなので10年間という倍の期間の引き下げ優遇を受けることができます。
長期優良住宅のデメリット
メリットがたくさんありました長期優良住宅ですが、デメリットは何なのか・・・

- 申請にコストがかかる
申請には費用がかかってきます。長期優良住宅の認定をとらずとも同性能の良い住宅を建築することは可能です。性能は一緒でも認定が有るか無いかの違いということですね。
- 維持保全のコストがかかる
長期優良住宅は建ててからのメンテナンス(保全の為)の基準が設けられています。長期優良住宅を維持していく為には、住み始めてからも定期的なメンテナンスに手間と費用がかかることとなります。
- 家を建てるまでに時間がかかる
これは建売には当てはまりませんが、一般の注文住宅を建てるよりも申請や、工期などで時間がかかる場合があります。長期優良住宅を取得に慣れているハウスメーカーや経験のある工務店に依頼のがいいかもしれません。
- 長期優良住宅認定のマンションは少ない
マンションでも長期優良住宅の認定を取得している物件もあります。しかしながら、一戸建ては認定取得の建物が増えてきていますが、マンションはまだ少ないので競争率が高くなっています。
まとめ
長期優良住宅について、認定基準やメリット・デメリットについて書いてみました。
一生に一度のマイホーム購入という一大イベントですから、資金計画の面で長期優良住宅における税制優遇は大きな魅力があります!

税制上でお得な上に、快適に長く住み続けることのできる長期優良住宅。
もしも仮に将来的に住宅を手放すことになった際も、きちんとメンテナンスされ、住宅の性能が保証されていれば良い条件で売却できる可能性も高まります。
高崎市の新築建売住宅の中では、東栄住宅の建売住宅が長期優良住宅の認定をとっている建物になります。長期優良住宅のお家に興味があり、気になるという方は建売住宅でしたら完成済みの建物を実際にご覧いただくことが可能です!
ちょうど現在、高崎不動産で販売会を行っている
高崎市上小鳥町の新築建売住宅も長期優良住宅の認定を受けているお家になります。
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